2018年にオープンした「日本カジノスクール大阪校 心斎橋教室」(大阪市中央区)で6月中旬、『ギャンブル依存症講座』が開講された。同校でカジノディーラーを目指す19歳から73歳までの幅広い層が、ギャンブルによる依存症について学ぶ。

現在日本で誘致が予定されている「IR(Integrated Resort・統合型リゾート)」とは、国際会議場・展示施設などの「MICE」施設、ショッピングモールや美術館などのレクリエーション施設、国内旅行の提案施設、ホテル、レストラン、劇場・映画館、テーマパーク、スポーツ施設、スパ、そしてカジノなどが一体となった複合観光集客施設のこと。

IRは、ラスベガスに数多く存在するが、近年世界一のカジノ売上を誇るマカオやシンガポール、フィリピン、韓国などアジアでも誘致が相次いでいる。多くの雇用創出と観光消費増加による税収増などの効果がもたらされることから、国際的な観光拠点として今やアジアのトレンド産業となっている。

大阪でのIR誘致時期については、2025年に開催される『大阪・関西万博』に合わせてでは、という話も。入場にはさまざまな制限がかけられるため、それほど大きな問題は起こらないとも言われるが、いまだギャンブル依存症を危惧する声は多い。

この日の講師を務めたのは、アルコール、薬物などさまざまな依存を抱えた人をサポートするワンネスグループの共同代表・三宅隆之さん。「ギャンブル依存症がひとつの症状としてようやく医療機関などで取り扱われるようになった」と話す。

実際に自身が依存症だった過去や、そこから抜け出した経緯などを講義した三宅さん。「ギャンブルに関わる仕事をする以上、依存症についてしっかり知ることが大切。将来的に大阪にカジノができる可能性もあるので、多くの人がその仕組みを知る必要があると思います」と生徒たちにうったえた。

「カジノができるまでにいろんな知識を持っておくことで、カジノ関係への就職を有利にしたい」と語っていた参加者ら。講義では、実際の患者が登場する映像などリアルな依存症の内容が伝えられ、講義後には「大変なんですね・・・」と、複雑な表情を見せていた。

ちなみに、ギャンブルをするために周囲に借金を要求する人は、ほぼ依存症だということ。もし、知り合いにそういう人がいれば、脱却のために対策施設まで付き添って欲しい。

(Lmaga.jpニュース・谷知之)

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース・谷知之)

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